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最高の職業の選び方とは? 職業選びの軸やポイントを解説

何を基準に仕事を選べばいいの?

自分にぴったりの仕事ってどうやって見つかるの?

どんな職業を選べば幸せになれるの?

こんな疑問を持つ人に向けて
鈴木祐さんが書いた『科学的な適職 最高の職業の選び方』を要約します。

 

この本を読めば、キャリア選択という超重要な意思決定において、
より正しい選択、後悔のない選択ができるようになります。

 

『科学的な適職』の基本情報

【書籍名】科学的な適職
【著者名】鈴木祐

【こんな人に】
自分にピッタリの仕事を探している人
キャリア選択に悩んでいる人

【著者プロフィール】
サイエンスライター。
慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。
10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在はヘルスケアや生産性工場をテーマとした書籍や雑誌の執筆を手掛ける。
自身のブログ「パレオな男」で心理、健康、科学に関する最新の知見を紹介し続け、月間250万PVを達成。

【著者の他の著書】
『最高の体調』、『ヤバい集中力』

 

【目次】
序章 最高の職業の選び方
     なぜ私たちはキャリア選びに失敗するのか
ステップ1 幻想から覚めるーーー仕事選びにおける7つの大罪
       仕事選びで陥りがちな「幻想」
         【大罪1】好きを仕事にする
         【大罪2】給料の多さで選ぶ
         【大罪3】業界や職種で選ぶ
         【大罪4】仕事の楽さで選ぶ
         【大罪5】性格テストで選ぶ
         【大罪6】直感で選ぶ
         【大罪7】適性に合った仕事を求める
ステップ2 未来を広げるーーー仕事の幸福度を決める7つの徳目
       すべては視野を広げることから始まる
         【徳目1】自由
         【徳目2】達成
         【徳目3】焦点
         【徳目4】明確
         【徳目5】多様
         【徳目6】仲間
         【徳目7】貢献
       7つの徳目で未来の可能性をポジティブに広げる
ステップ3 悪を取り除くーーー最悪の職場に共通する8つの悪
       幸福な仕事選びを妨げる要素とは?
         【特徴1】時間の乱れ
         【特徴2】職務の乱れ
       幸福な仕事を探すための3つの意思決定ツール
ステップ4 歪みに気づくーーーバイアスを取り除くための4大技法
        バイアスとは人間の脳に巣食う「バグ」
        時間操作系プロトコル
        視点操作系プロトコル
ステップ5 やりがいを再構築するーーー仕事の満足度を高める7つの計画
        仕事の満足度を判断する方法
        仕事を最高に変える行動計画

 

 

『科学的な適職』ってどんな内容?

本書は

  • 仕事選びにおいて多くの人がやりがちな勘違い
  • 仕事の幸福度を決める要素
  • 不幸になる職場の要素

について多くの研究結果を参考に書かれています。

 

その中でもこの記事では仕事選びにおいて多くの人がやりがちが勘違いから
ボク自身も勘違いしていた

  • 好きを仕事にする
  • 給料の多さで選ぶ

そして仕事の幸福度を決める要素から

  • 自由:その仕事に裁量権はあるか?
  • 達成:前に進んでいる感覚は得られるか?
  • 明確:なすべきことやビジョン、評価軸はハッキリしているか?

これらについて少し詳しく解説していきます。

 

仕事選びにおいて多くの人がやりがちな勘違い

まずは多くの人がやりがちな仕事選びにおいての勘違いを2つ解説します。
これらを基準にして会社選びをしても幸福や仕事の満足度は上がりません。

 

好きを仕事にする

好きを仕事にしても幸福度は上がらないそうです。

 

ミシガン州立大学は

適合派:「好きなことを仕事にするのが幸せだ」という仕事観
成長派:「仕事は続けるうちに好きになるものだ」という仕事観

被験者をこのように2つの仕事観で分けて調査をしました。
その結果、成長派のほうが幸福度・年収・キャリアなどのレベルが高かったそうです。

 

また、オックスフォード大学は

好きを仕事に派:「自分はこの仕事が大好きだ!」
情熱派:「この仕事で社会に貢献するのだ!」
割り切り派:「仕事は仕事」

このように被験者を3つのグループに分けて働きぶりを調査しました。
結果は「割り切り派」がもっともスキルと仕事の継続率が高かったそうです。

 

これら2つの研究結果からわかるように、
好きを仕事にすることは幸せや仕事の継続率には関係ないと言えそうです。

 

給料の多さで選ぶ

給料が多いか少ないかは、幸せや仕事の満足度とほぼ関係がないそうです。

 

フロリダ大学の分析によると、
給料と仕事の満足度は「r=0.15」の相関係数でしかないそうです。

相関係数は0.5以上であれば「関係がある」といわれるので、
給料と仕事の満足度には相関関係がないと言えます。

 

また、バーゼル大学の調査によれば
給料アップによる幸福度の上昇は平均して1年しか続かないそうです。

人間は環境にすぐに慣れてしまいます。
給料アップすると最初は幸せですが、1年たつと給料アップによる幸せは感じなくなるそうです。

これは長期的に見ると給料と幸福度は関係がないということを意味しています。

 

 

仕事の幸福度を決める要素

続いて、仕事の幸福度を決める要素を3つ紹介します。
これらの要素が含まれている会社を選んだほうが幸福になりやすいということです。

 

自由:その仕事に裁量権はあるのか?

台湾やロンドン大学の調査によると、
職場の自由度が高くなるほど、離職率が下がり、
ネガティブな感情にハマりにくく、慢性病にかかる確率も低い
そうです。

 

このことより、幸せになりたいなら

  • 労働時間はどこまで好きに選べるのか
  • 仕事のペースはどこまで社員の裁量に委ねられるのか
  • 仕事に取り組む場所は選べるのか
  • 仕事の進め方は社員自身で決められるのか

ここらへんをよく吟味して会社を選ぶと良さそうです。

 

達成:前に進んでいる感覚は得られるのか?

ハーバード大学の調査によると、
仕事へのモチベーションが最も高まるのは「仕事が前に進んでいるとき」だそうです。

 

仕事が前に進むという小さな達成感をより感じられる会社を選べば、
それだけ幸せになれるということです。

仕事が前に進んでいる感覚を得られるかどうかをチェックするには

  • 仕事のフィードバックはどのように得られるか
  • 仕事の成果とフィードバックが切り離されていないか

を見ると良さそうです。

 

明確:なすべきことやビジョン、評価軸はハッキリしているか?

スタンフォード大学の分析によると、
信賞必罰をハッキリさせない企業は社員の精神病の発症率が上がるそうです。

 

また、南フロリダ大学の分析によると
タスクの不明確さが社員の体調不良と相関関係があることがわかってます。

 

これらより言えることは、体調を良好に保ち、幸せでいるためには

  • 会社に明確なビジョンはあるか
  • 人事評価はどのようになされているか
  • 貢献と失敗を目に見える形で判断できる仕組みはあるか

これらをしっかり見て会社を選ぶと良いということです。

 

 

『科学的な適職』の感想・まとめ

いかがだったでしょうか。

 

  • 好きを仕事にする
  • 給料の多さで選ぶ

これらの仕事の選び方が幸福につながらないというのは驚いた方も多かったのではないでしょうか。
しかしながら、これはあくまで研究の結果そういう傾向があるという話です。

好きを仕事にしたら不幸になる
給料の多さで仕事を選ぶと幸せになれない

というものではないのでご了承ください。

 

もっと詳しく、

  • 仕事選びにおいて多くの人がやりがちな勘違い
  • 仕事の幸福度を決める要素
  • 不幸になる職場の要素

を知りたいって方はぜひ『科学的な適職 最高の職業の選び方』を読んでみてください。